今回ご紹介いたします時計の修理事例は
パネライ ラジオミール (PANERAI RADIOMIR)
型番: PAM00210 です。
パネライのラジオミールには、パネライの時計に特徴的なリューズプロテクターはついていませんが、クラシカルで落ち着いた印象があります。もとはイタリア海軍向けに作られた時計とのことです。
こちらがお客様よりお預かりしたパネライ ラジオミール PAM00210 です。
今回のご依頼はオーバーホールをお願いしたいということでした。
こちらのパネライ ラジオミール PAM00210 はケースサイズ45mmで、一般的な腕時計より一回り大きく、重厚感があります。
また、時針と分針の二針のため、±15~30秒くらいの誤差は許容範囲とのこと。精度はさほど求められないようです。
裏蓋がシースルーバックとなっています。
まずはオーバーホールを行うため分解していきます。
本体からベルトを外し、裏ブタを開け、パーツをひとつひとつ丁寧に外していきます。
すり減り防止のための人工ルビーの赤とネジの青い焼き色が鮮やかで、目を楽しませてくれます。内部までこだわったデザインはシースルーバックゆえのことでしょうか。
分解が完了しました。このあと、専用の器械で洗浄していきます。
オーバーホール後のパネライラジオミール PAM0021 です。
取り替えたゼンマイもご依頼主様の元へ返却させていただきます。
裏面も美しく仕上がっております。
このたびはご利用ありがとうございました。
【修理費用内訳】
・ オーバーホール 38,000円(税抜)